潤滑機器の専門商社 株式会社小林産業|潤滑装置などの設計製作そしてSHOWA(正和)の国内唯一の総代理店

新着情報

2025/12/02
こちらをクリックいただいた先に、潤滑システムの設計・製作におけるプロセスについてまとめています。
■テーマ
産業用潤滑装置の設計・製作プロセスと最適化のポイント
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■タイトル
潤滑装置の設計・製作で設備性能を最大化する方法|産業現場が選ぶ最適化ポイントと導入成功の条件
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潤滑装置の設計・製作で設備寿命と生産効率を高めるポイントを専門商社が解説。自動給油化・配管設計・装置選定の最適解と導入成功の条件を網羅。
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■目次
1. 潤滑装置の設計・製作が生産設備の性能を左右する理由
2. 潤滑装置の設計プロセス
3. 潤滑装置の製作における最適化ポイント
4. 専門商社による独自の最適化アプローチ
5. 導入成功の条件
6. 小林産業が提供できる価値
7. まとめ・お問い合わせ案内
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■本文
1. 潤滑装置の設計・製作が生産設備の性能を左右する理由
産業用機械において、適切な潤滑は 摩耗防止・発熱抑制・効率向上 のいずれにも直結します。潤滑不足は、軸受・ギア・スライド面などの摩耗を加速させ、結果として故障停止・交換コストの増大につながります。
●潤滑不足が招く典型的なトラブル
• 軸受の早期破損
• ギアの焼き付き
• ポンプやモーターの過負荷
• 異音・振動増加
• 生産ライン全体の停止
特に近年は 省人化・自動化ニーズの高まり により、潤滑装置の自動化・集中制御化が進んでいます。潤滑装置の設計・製作は、単なる補助設備ではなく「設備の安定稼働を支える中核技術」として重要性が高まっています。
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2. 潤滑装置の設計プロセス
潤滑装置の設計は、以下の工程を踏むことで最適化できます。
●1)機械仕様・使用環境の調査
稼働速度、負荷、使用油種、温度、周囲環境(粉塵・熱・湿度)などを調査し、最適な方式を設計します。
●2)潤滑方式(油・グリース)の選定
代表的な方式は以下です。
• 集中給油方式:複数ポイントを一括管理
• オイルミスト方式:高速回転設備で有効
• グリース給脂方式:メンテ負荷が小さい
• 強制循環式:大型設備の潤滑・冷却を兼ねる
使用条件に応じて、方式を最適化することが重要です。
●3)流量・圧力・負荷条件の計算
ポンプ能力、配管圧損、吐出量、給油間隔などを計算します。設計段階の過不足は、そのまま故障・油不足に直結するため、最も重要な工程です。
●4)配管レイアウト・安全設計
配管径、配管距離、集中ユニットの設置位置を検討。漏油防止や耐震性も同時に考慮します。
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3. 潤滑装置の製作における最適化ポイント
●ポンプ・計測機器・制御装置の選定基準
• ポンプ:ギアポンプ、ピストンポンプ、ロータリーポンプ
• 計測機器:流量計、圧力センサー、油量センサー
• 制御:PLC制御、タイマー制御、油圧連動制御
実設備の動作と同期させる制御方式 が精度向上に最も効果的です。
●メンテナンス性を高める製作設計
• 前面アクセス可能な部品配置
• 視認しやすいレベルゲージ
• 洗浄・交換が容易なフィルター配置
保全担当者の作業性が改善されることで、ライン停止時間も短縮できます。
●信頼性を担保する検査工程
製作後の試運転は、流量・圧力・漏れチェック・制御応答を実環境に近い状態で確認します。
専門商社としては「メーカー試験 + 現場実負荷試験」の二段階で検証することが重要です。
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4. 専門商社が実践する独自の潤滑システム最適化アプローチ
製造メーカーとは異なり、専門商社は複数メーカーの機器・油種・システムを横断比較できるため、より現場課題に即した最適提案が可能です。
●メーカー横断の比較による最適ソリューション
• 各社ポンプの耐久性比較
• 潤滑方式のコスト差分析
• 既存ラインとの互換性検証
●設備更新・省エネ・保全改善を同時に実現
潤滑装置の更新は、単に新しい設備に置き換えるだけでなく、
稼働率UP・油使用量削減・停止時間低減 といった複合効果が見込めます。
●実例|大型プレスラインでの導入
・自動集中給油システムへ更新
・油量管理をセンサー制御に変更
・配管レイアウトを最適化
→ 年250時間の停止時間が50%削減、保全工数40%削減 を達成。
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5. 潤滑装置導入の成功条件
●装置単体ではなく「ライン全体最適」で考える
潤滑ポイントだけでなく、設備稼働パターン・油種・制御方式などを含めて総合設計することが重要です。
●据付工事・配管施工・立ち上げ品質が結果を左右する
見落とされがちですが、実際の現場では「施工品質」が性能に最も影響します。
●アフターサポートと予防保全データ
油温・圧力・吐出量のログを活用し、予兆監視を行うことで故障リスクを大幅に低減できます。
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6. 小林産業が提供できる価値
●設計〜製作〜据付〜保守までワンストップ対応
小林産業では、潤滑装置の設計・製作のみならず、
配管工事・据付・制御調整・定期点検 まで一括支援が可能です。
●現場改善に基づく最適化提案
• 現状分析(油圧・流量・劣化状態)
• メーカー横断の最適機器選定
• 省エネ・停止時間低減を実現する改善提案
• 既存ラインとの互換性検証
潤滑装置の導入が「設備改善の投資対効果」を高めるよう、企業課題に合わせた最適案をご提案します。
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■まとめ(行動提案・問い合わせ導線)
潤滑装置の設計・製作は、設備の寿命、稼働率、維持コストに直結する重要な改善ポイントです。
専門商社である小林産業なら、メーカー横断の技術比較と、現場に合わせた最適設計により、
生産性向上・保全負荷軽減・省エネ化 を同時に実現できます。
導入検討や更新・改善のご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら
http://www.kobayashi-sangyo.com/contact/

2025/11/18
配管工事ページに、給油配管(銅管10φ)の写真を追加しました。 その他さまざまな配管工事に対応可能です。 こちらをクリックいただいた先に、対応可能な配管施工内容を記載しました。 配管工事でお困りでしたらぜひお問合せ下さい。

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対応可能な配管施工内容
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・4~20φ 銅・OST・SUSの手曲げ配管及びベンダー曲げ加工による配管
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